オーラルフレイルについて

新年あけましておめでとうございます。院長の寺﨑です。
昨年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

コロナ禍は新たな変異株の出現や新薬の開発で新たな局面を迎えています。まだまだ先行き不透明ですがどうぞご自愛ください。
今年一年が皆様にとって幸せなものになるようお祈り申し上げます。

オーラルフレイルについて

さて、みなさんは「フレイル」という言葉をご存じですか? 
日本語に直訳すると「虚弱」という意味ですが、歳を重ねるに従って徐々に体力が低下する、足腰が弱くなる、そうした身体の状態の低下を意味した言葉です。
この「フレイル」の状態に落ちていかないようにするために「オーラルフレイル」の予防が大切であるといわれています。

オーラルフレイル」とは「歯・口腔機能の低下」という意味になります。
「歯でしっかり噛めること」「むせたりしないでしっかりごっくんと飲み込めること」「滑舌よくおしゃべりができること」こういったお口の機能が以前に比べて衰えがみられることが「オーラルフレイル」の状態であるといえます。

お口は健康の入り口ともよく言われますが、しっかり噛めてしっかり飲み込めることは栄養面からも筋力の低下の予防し、足腰がしっかりしていることにつながります。
また「おしゃべりが楽しくできること」は閉じこもりがちになる生活を防止することにつながります。「オーラルフレイル」の予防は、日常生活の社会活動の低下、低栄養、身体機能の低下などの予防につながるのです。

てらさき歯科医院では来院者の皆様に一生涯ご自身のお口でおいしく食事をしていただくために、新たに「オーラルフレイル」を予防し口腔機能の低下の予防に対しての取り組みを始めました。

「オーラルフレイル」の始まりはご自身で気づかないことも少なからず見られます。
「自分はどうだろう?」など気になられる方がいらっしゃいましたら、どうぞご遠慮なくお声がけいただければと思います。

〈オーラルフレイルセルフチェック表〉

1. 以前と比べてかたいものが食べにくくなった
2. お茶や汁物でむせることがある
3. 食事に時間がかかるようになった
4. お口の乾きが気になるようになった
5. 以前とくらべて外出が少なくなった

これらのことが一つでも当てはまる方はどうぞご相談ください。