こんにちは。てらさき歯科医院です。
4月13日・14日に福岡で行われた「歯周外科治療レベルアップアドバンスセミナー」に院長と参加してきました。
皆さんは歯周病という病気をご存じですか?
歯周病は歯を溶かし最終的には歯を失ってしまう恐ろしい病気です。歯周病の治療には歯石取りや歯磨きの指導などがあります。しかし歯の根の形態が複雑だったり、ポケットが深いと歯茎に隠れているところの歯石を完全に除去することは困難です。そのため麻酔をして歯茎をあけ、歯の根が直視できる状態にして歯石を除去することを歯周外科治療といいます。
今回のセミナーではその歯周外科の術式をはじめ、近年保険適用となった歯の周りの骨を再生させる薬剤を用いた治療についても学んできました。 実際には院長が行う縫合を衛生士同士でペアを組み お互いに術者と補助者に分かれて実習を行いました。自分で縫合をしてみるとやはり難しく補助がスムーズでないと縫合を行うのにも時間がかかり、患者さんへの負担になりかねません。そのため いかに短時間で確実な縫合をするかというのがとても大切になり 自分の補助の重要さを再確認することが出来ました。
ほかにも術後の管理について学びました。外科的な処置を行うためどうしても傷が治るまで時間がかかります。やはり磨きのこしが多いと治りが悪くなってしまいます。そのため患者様に行っていただくブラッシングの仕方や、治るまでの食事の内容、必要な栄養素について学びました。
歯周外科と聞くと身構えてしまう患者様も少なくないと思います。しかし歯周病の状態を改善させるためには必要な処置の一つとなります。当医院では治療の流れをはじめ、術後の管理の仕方を説明し同意を頂いたうえで処置を行っています。そして歯の周りの骨を再生させる薬剤は当医院で使用しております。不安に思うこと、疑問などはなんでもお尋ねください。
このセミナーで学んだことは今後の診療に取り入れ、患者様のお口の健康に繋げていけるよう医院全体で取り組んでいきます。