今年も二人三脚で頑張りましょう。

新年あけましておめでとうございます。院長の寺﨑です。

今年もより良い歯科医療を皆様に提供できるよう、スタッフ全員で一所懸命の診療を行ってまいります。

昨年もいろいろなことがあった一年でした。その中でとてもうれしかったことが、一人の退職者もなかったことです。当院に永くいらっしゃる方はお分かりだと思いますが、当院はスタッフによって支えられています。現在、受付の鮎川が産休にはいり、そして二月からは歯科衛生士の久田も産休に入ります。二人とも育児休暇を経て復帰の予定です。お母さんになってパワーアップして戻ってくるのを今から楽しみにしています。

また4月からは歯科衛生士専門学校を卒業する2人の新人歯科衛生士が来てくれる予定です。当院が推進している「歯を削るのではなく歯を守る歯科医院」「歯周病の進行を防ぎ予防していく歯科医院」を創っていくためには歯科衛生士の力が不可欠です。

 ところで私はメタボのお腹を気にしておりまして、いつまでも健康で仕事ができるように食生活の改善で体重を落としてきました。努力の甲斐もあってメタボ脱出までもう少し、というところまで来ているのですが、なかなかそのもう少しが達成できません。
そこでトレーニングジムに通ってトレーニングしようと考えています。もともと運動が大好きというわけではありませんし、意志も強いほうではありませんので、トレーナー付きのジムに通おうか思案しているところです。

 みなさんはトレーナー付きのジムというとどのようなイメージをお持ちでしょうか?テレビであるトレーニングジムのコマーシャルがありましたが、「費用は高いが効果が絶大である」というのは間違いないでしょう。

しかし一方で「けっこうリバウンドする」という話もよく聞きます。

この話は今のジムのシステムでは当たり前のことなのです。なぜなら今のジムのシステムは「体重を落とす」ことが目的であり、「健康な身体を保つための意識や習慣づくりをすること」が目的ではないからです。つまり「体重を落とした」あとに「その人の健康観の意識を育ててリバウンドしない習慣づくり」をすることが真に大切なことなのです。

歯科治療でも全く同じことが言えます。削って治療した歯は放っておくと次にはもっと悪い形で二次むし歯になりますし、歯石も取りっぱなしで放置では歯周病の進行を止めることはできません(=リバウンド→悪化)。

むし歯治療については、削って詰めて「はい!治りました~」というのがまだまだ一般的です。しかし本当に大切なのはそのあと二次むし歯をつくらないお口の中の環境づくりですし、また本当の意味で治すことのできる、むし食って穴が空く前の段階からのむし歯治療です。(一般的にはむし歯予防とよばれています)

歯周病については全身の病気との関連性が、最近ではテレビなどでもよく取り上げられるようになり、歯周病予防の大切さが認知されてきましたが、歯周病菌がつくるバイオフィルムは必ず定期的にクリーニングしないと自分で取り除くことはできません。

当院では診療に当たる歯科衛生士がパーソナルトレーナーとなって、来院者のみなさんの健康づくりのお手伝いをしていきます。いろいろとお話することも多く、時には少々耳の痛いこともあるかもしれませんが、二人三脚でがんばっていきたいと考えています。

当院は来院してくださるみなさんの健康と幸せを守っていける歯科医院としてこれからも進歩し続けます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。