J.H.S. Perio
中学生と歯周病
中学生になるとだんだん自立していき、保護者の手から離れてく時期です。
しかし、まだまだお子さんの自立のためには保護者の方が導いていくことが必要です。
歯科との関わり方も同じです。
Point1
ポイント1
中学生になったら、むし歯だけでなく急増する歯肉炎を予防する
小学生までは、むし歯予防がメインでしたが、これからは歯周病の初期段階である歯肉炎予防にも目を向ける必要があります。
歯肉炎は中学生の時期から急増していきます。

軽度の歯肉炎は全くの無症状のために見過ごされやすいのですが、大人になると歯肉炎へと進行していきます。
歯周病の進行

歯肉炎の原因は磨き残した歯垢です。
歯垢の中の毒素や酵素が、歯周組織を刺激して歯肉が炎症を起こしてしまいます。
ブラッシングできれいに歯垢を取り除くことで歯肉炎は改善・予防することができます。
また、定期的に歯科医院を受診して、歯石を取ったり、ブラッシングでは除去ができないバイオフィルムをクリーニングしたり、きれいに磨けるためのブラッシング指導を受けることが大切です。
Point2
ポイント2
成人になってもむし歯や歯周病を予防する習慣づくりの第一歩
中学生になると、部活や塾などで歯科受診が難しく、来院が途絶えがちになることがあります。
中学や高校の時期にそのような習慣がついてしまうと、今までせっかくむし歯予防をしてきたのに、永久歯がむし歯になってしまいます。
また、大人になっても痛い時だけといった受診になり、最終的に歯を失ってしまうなど、お口の健康が損なわれてしまう結果となりかねません。
中学、高校の時期に定期的な歯科受診の習慣をつくることは、大人になってからも定期的に歯科受診をするという良い習慣を創ることにつながっていきます。

実際当院では、中学生や高校生になっても保護者の方が継続的に定期検診を受けさせられた子供たちは、独り立ちしてもきちんと歯を守るために通い続けています。
そういった方たちは、やはりお口の中がとてもきれいで健康的です。

歯肉炎は、自覚症状がなくても治療を続けることがポイントです。
3ヶ月から半年以内に定期的に受診しましょう。
そして基本的には、日頃の歯磨きが一番大切です。自分できちんと磨けるようになりましょう。
何歳になっても自分の歯でおいしく食事ができ、健康な生活を送っていくターニングポイントです。
これからも今までと同じように、一緒にお子さんのお口の健康を守っていきましょう。
Treatment











