だ液検査

Saliva test

お一人お一人のむし歯のリスクを検査します。

デントカルトの内容も参考にしながら、一人一人の予防プランを作成します。

当院では、現状だけに目を向けるのではなく「今まで」を分析することによって「これから」を予測して、お口の中の環境を改善していきます。

むし歯のリスクを検査するために、だ液検査が必要です。

だ液には、むし歯の原因に作用してくれる、とても重要な働きがあります。

そのほか唾液には、消化を助けるための消化作用、火傷や傷を治す粘膜修復作用、発声や噛む・飲み込むなどを潤滑作用、味を感じさせたり飲み込みやすくするための溶解凝縮作用、などの役割があります。

だ液検査では、むし歯菌の数や活動性、だ液の量やむし歯を予防する力を検査します。

むし歯になる原因はお一人お一人異なります。だ液検査をすることにより、虫歯の原因や今後のリスク・予防方法などをお伝えすることが可能になります。

●むし歯菌の数: むし歯のなりやすさや､どんな細菌が多いのかがわかります。
●むし歯菌の活動性: 食事をすると、むし歯菌の活動が活発になり、酸性に傾いたお口の中では歯のエナメル質からリン酸とカルシウムが溶けだします。これがむし歯の始まりです。
●だ液の量: だ液が多く出るほど、口の中の食べ物を早く洗い流したり、歯の質を強くしたりと、抗菌作用が働きます。
だ液量が少ないと、歯の表面や口の中に食べかすが残りやすくなり、歯の表面の修復力が低下し、むし歯の原因菌が増えます。
●だ液の力: 食後は歯が溶けやすい環境になります。
だ液の力でそこからどれくらいの速さで通常に戻るかがわかります。